投資というのは常に、リスクをはらんでいます。投資先の商品が値下がりをしてしまって、元本割れをしてしまって大損をしてしまうという可能性もあるのです。
そのために、少しでもリスクの少ない投資先を探す必要があります。そして、数多くある投資先の中で最もリスクが低いと言われているのが、なんといっても国債です。
国債は国の発行する債権ですので、国が破綻をしてしまわない限り、元本割れはありえないのです。
しかし、国が破綻をするというのは、まずありえないと言い切れることができます。長期保有を行いたくて、安全な投資先を探しているのならば、この国債が最も適しているのではないでしょうか。
ただ、それだけ安全性の高い投資先であるわけですから、金利は著しく低いのです。投資ですので少しでも多く儲けたいと考えるのが当たり前です。その点、国債ですと、金利が低いために、なかなか儲けることができないのです。なるべく金利の高い投資先であり、それでいて安全性の高い投資先はないのでしょうか。
もしも、そうした投資先を探しているのならば、国債ではなくて、自治体債を選んでみてはいかがでしょうか。
自治体債は、国ではなくて、地方自治体が発行している債券のことです。こちらは、国とは違いますので、国と比較すると破綻する可能性がやや高くなってしまいます。
その分、国債と比較すると、金利が高いのです。破綻する可能性が高いといっても、それは国との比較を行った場合ですので、地方自治体が破綻する可能性というのは非常に低いのです。
民間の企業等と比べても、地方自治体の破綻の可能性は非常に低いでしょう。安全性は高く、それでいて、国債と比較を行うと、とても金利が高いのです。また、自分の住んでいる地方自治体の債権を購入することで、愛着のある土地の発展を手伝っているような気がして気持ちがいいものです。
この自治体債は、少額から購入することができます。一つの自治体が発行をする個別債もあれば、複数の自治体が集まって発行している共同債と呼ばれるものなど種類も様々なのです。
こうした自治体債を扱っている金融機関も最近は増えてきています。詳細な情報は、金融機関などを通じて見ることもできます。どの自治体がどのような利率で過去にはどのような実績があるかなど、情報は公開されていますので、それらの情報を集めて、安全に利率の高い自治体債を購入することも可能になってくるというわけなのです。